2010年7月27日

「熱中症」と「遺品整理」

Filed under: スタッフ「営業担当」 — NEXT @ 11:55 AM

 梅雨が明け、日中の気温が35度を超える猛暑日が続いています。連日ニュースでも全国各地で「熱射病」「熱中症」により、大勢の人が病院に搬送されている報道がされています。水分や塩分をこまめに摂取すること、寝る際にもエアコンで室温を下げるよう注意を呼びかけています。
 そんな最中に、「熱中症」によりお部屋で亡くなられていたご遺族より「遺品整理」のご依頼をいただきました。早速お見積もりに伺ったところ、明日が葬儀とのことで独り暮らしをされていたお母様の交友関係を知りたいので、手がかりとなる携帯電話の捜索も兼ねてすぐの作業開始となりました。ところが6畳間と台所の間取りのアパートにトラック3台分の家財の中からの捜索となり、総勢人員5名で作業にあたりました。
 当日も35度近くまで気温は上昇し、作業をしている私たちにも「熱中症」の症状は襲い掛かりました。それでもスポーツドリンク、麦茶の差し入れをいただきながら、夕方には貴重品の捜索と家財の撤去を終えました。明日お棺に入れる衣類も探して欲しいとのことでしたので、私の独断で涼しそうなブラウスをチョイスしました。息子様にも満足いただいたようなので、ホッと安心。
 まだまだ、これからもしばらく暑さは続きます。熱中症は年齢に関係なくかかってしまうところが怖いですが、十分に対策をとれば防げるので、周りの人にも注意を喚起していきたいと思います。暑さの怖さを思い知った一日でした。

2010年7月3日

「長寿社会」と「遺品整理」

Filed under: スタッフ「営業担当」 — NEXT @ 2:11 PM

 世界一の長寿国、日本。この長寿にはおめでたい意味がこめられています。もちろん元気で長生き、これほどうれしいことは申し上げるまでもございません。実際の日本の現状は、確かに平均寿命は少しづつ伸びています。そして医療技術の進歩に伴い、今までは命を落としていたようなけがや病気でさえ、一命を取り留めることができるようになりました。しかし、最近そのうらに潜む問題を私は目にするようになりました。
 まずは、「遺品整理」の仕事で高齢者が暮らす施設に伺ったときのことです。エレベーターに乗り、部屋まで案内されたのですが、そこまでたどり着くのに目にした光景はとてもショッキングなものでした。このフロアーにはもっとも重い障害を背負われているお年寄りが、大勢暮らしておりました。もちろん病院ではないのでみなさん治療をされているわけではありませんでした。そこがかえって私の胸を締め付けたのでした。病院であればまだ病気が治れば退院できるという希望が持てるのですが、そこにはただ「死を待つ」という現実が横たわっていたのでした。
 それまでの私は、仕事柄、亡くなったあとの光景から「人生とは何か」をよく考える機会がありますが、この施設をうかがったあとは「どのように生きていくか」ということをよく考えるようになりました。実際に頭の中で人生最期の姿を思い浮かべ、わかっていたつもりでしたが、人生観が変わった出来事でした。