「おひとりさま」と「遺品整理」

 最近の核家族化の傾向から、今は積極的にひとり(独身)で生涯を有意義に過ごす「おひとりさま」といういきかたを勧める本をシリーズ化されている大学教授の著名な先生がいらっしゃいます。ご存知の方も大勢いらっしゃるかとおもいますが、「おひとりさま」に真っ向異を唱える方も出てまいりました。

 「遺品整理」業者の立場からいいますと、「おひとりさま」は「NO」と言わざるを得ません。家族で居れば、救えたのではないかという命が数多くありました。特に脳卒中や心臓疾患などの病気は突然意識を失い、そのまま亡くなってから発見される独り暮らしのケースはあとを絶ちません。今の医療技術の進歩からみれば、発症後すぐに治療を施せば後遺症無しに元気になれる例も数多くみてきました。

 現在および将来においても、自ら望んで「おひとりさま」になる人は少ないかと思います。今現在厳しい日本経済のなか、やむを得ず独り身になってしまうことは決して他人事ではありません。「ひとりは気楽でいい」と思っていると「孤独死」のリスクは増えるし、日本の先行きにも良いことはありません。みんなで幸せになることを念頭において生きていこうと思っています。